草木を乾燥させて減量実験をしてみました
ごみの減量手段のひとつとして、組合所管のごみ処理施設内で刈った草を使用して天日干しにより、どの程度軽くなるか実験してみました。
乾燥実験 経過記録
東総地区クリーンセンター敷地の草刈り(令和7年7月22日 晴れ)
午前9時頃から、70リットルごみ袋5袋分の草と、ごみ袋1袋分のセイタカアワダチソウを刈り取りました。
計量後、午前10時頃からブルーシートの上で、天日干しをしてみます。この日の平均気温は27.5℃、天候は晴れです。
翌日(1日経過後)の草の状況(令和7年7月23日 晴れ)
前日に天日干しをしてから丸一日経過しました。その間日中はずっと好天。
昨日は青々としていた草も茶色になってきています。見た目でも体積が減っているように思います。
実験結果(令和7年7月28日 晴れ)
刈り取ってから1週間天日干しした草を袋に詰めます。最終的な結果は5袋から3袋になりました。重量の減にも期待が膨らみます!!
そして計量の結果は・・・
実験結果
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草刈り時 7月22日 天候: 晴 気温: 27.5℃ 湿度: 93.5% |
1日後 7月23日 天候: 晴 気温: 27.6℃ 湿度: 91.4% |
2日後 7月24日 天候: 晴 気温: 27.6℃ 湿度: 92.8% |
3日後 7月25日 天候: 晴 気温: 27.5℃ 湿度: 92.5% |
6日後 7月28日 天候: 晴 気温: 26.4℃ 湿度: 93.8% |
| 刈草重量 | 18.14kg | 10.98kg | 8.45kg | 8.08kg | 7.61kg |
袋数 (70リットル) | 5袋 | 4袋 | 3袋 | 3袋 | 3袋 |
| 減量化(%) | - | 61% | 47% | 45% | 42% |
| セイタカアワダチソウ重量 | 9.55㎏ | 6.4kg | 3.51kg | 3.19kg | 2.98kg |
| 減量化(%) | - | 67% | 37% | 33% | 31% |
1日の天日干しで刈草の重量は39%減、70リットルの袋5袋から4袋、セイタカアワダチソウの重量は33%の減となりました。
2日間の天日干しで刈草の重量は53%減、70リットルの袋5袋から3袋、セイタカアワダチソウの重量は63%の減となりました。
3日目以降は刈草、セイタカアワダチソウとも2日目の重量とほぼ横ばいの結果となりました。
結論
刈り取ったばかりの草木には、たくさんの水分が含まれています。草木は水分を含んでいると燃えにくく、焼却をするために多くのエネルギーが必要となり、処理費用が増えてしまいます。
たとえ1日だけでも、乾燥した草木は軽くなり、ごみ袋に入れるときも運ぶときも楽になります。また、ごみの重量が減ればごみ袋の節約にもつながります。
ご自宅の草刈り等で発生した草木は、ある程度乾燥させて水分を抜き、重量を減らしてから排出しましょう。
草木等の処分方法
お問い合わせ
東総地区広域市町村圏事務組合 環境施設課
所在地:銚子市野尻町1678番地の1(東総地区クリーンセンター管理棟1階)
電話:0479-30-2311 FAX:0479-33-3611
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